退職の悩み

退職を言い出せないときの切り出し方伝えるタイミング・例文と、どうしても言えないときの方法

退職を言い出せない理由は、上司が怖い、迷惑をかけたくない、引き止められそうなど人それぞれです。切り出すタイミングと場所、最初のひと言の例文、理由の伝え方、メールで伝えてよい場合、どうしても言えないときの方法をまとめます。

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退職すると決めたのに、上司の顔を見ると言葉が出てこない。忙しそうだから明日にしよう、と先延ばしにしているうちに、何週間もたってしまった。そんな経験をしている人は多いものです。

このページでは、退職を切り出すタイミングと伝え方、そのまま使える例文、どうしても言えないときの方法をまとめます。

退職を言い出せない主な理由

  • 上司が怖い、怒られる・責められるのが不安
  • 人手不足で、迷惑をかけるのが申し訳ない
  • 引き止められて、断り切れる自信がない
  • お世話になった人を裏切るようで気が重い

マイナビキャリアリサーチLabの調査(2024年)でも、退職代行を使った理由として「自分から退職を言い出せる環境でないから」を挙げた人が32.4%いました。言い出せないのはあなただけではありません。

切り出す前に準備すること

  1. 退職日を決める:就業規則の申出期限(「退職日の1か月前まで」など)を確認し、引き継ぎと有給休暇の消化を含めて逆算する(就業規則で確認する退職のルール、退職前の有給休暇の消化)
  2. 伝える相手を決める:最初は直属の上司に伝えるのが基本。直属の上司がハラスメントの加害者なら、その上の上司や人事に伝えてもよい
  3. 理由を短くまとめる:会社への不満を並べる必要はない
  4. 「辞める」と決めた気持ちを固める:「辞めようか迷っている」と相談の形にすると、引き止められやすい

切り出すタイミングと場所

  • 繁忙期や、上司が急いでいるときは避ける
  • 朝いちばんや、終業後など、落ち着いて話せる時間を選ぶ
  • ほかの人に聞かれない会議室などで、1対1で話す
  • 事前に「お話ししたいことがあるので、10分ほどお時間をいただけますか」と時間をもらう

そのまま使える例文

最初のひと言

「お忙しいところすみません。私事で恐縮ですが、〇月〇日付けで退職させていただきたいと考えています。」

「考えています」「させていただけないでしょうか」と遠慮しすぎると、交渉の余地があると受け取られます。退職することは決めた、という形で伝えましょう。

理由を聞かれたとき

  • 「別の分野に挑戦したいと考え、転職することにしました。」
  • 「体調面を考えて、働き方を見直すことにしました。」
  • 「家庭の事情で、今の働き方を続けることが難しくなりました。」

本当の理由が人間関係や待遇への不満でも、そのまま伝える必要はありません。不満を伝えると「改善するから残ってほしい」と引き止めの材料にされがちです。

引き止められたとき

「ありがたいお話ですが、気持ちは変わりません。引き継ぎは責任を持って行います。」

引き止めへの対処は会社が辞めさせてくれないときの対処で詳しく説明しています。

口頭で言えないなら、メールや書面でもよい

退職の申入れは、法律上、口頭でなければならないという決まりはありません。上司と話すのがどうしてもつらい場合は、メールや社内チャットで「退職のご相談のため、お時間をいただけますか」と送るだけでも、最初の一歩になります。

話を聞いてもらえない、受け取ってもらえない場合は、退職届を内容証明郵便などで送る方法もあります。期間の定めのない雇用なら、退職の申入れから2週間で雇用契約は終わります(民法第627条)。退職届の書き方は退職願・退職届・辞表の違いと書き方を参照してください。

どうしても言えないときは、退職代行を使う

上司の顔を見るだけで体がこわばる、連絡が来ると動悸がするといった状態なら、無理に自分で伝える必要はありません。退職代行サービスに依頼すれば、本人に代わって会社に退職の意思を伝えてもらえます。依頼した日から出社せずに済むことも多く、有給休暇の消化や退職日の調整を任せられるサービスもあります。

ただし、会社と条件を交渉できるのは、弁護士か労働組合が運営するサービスに限られます。違いは退職代行とは、選び方は退職代行の選び方と使う流れで説明しています。

※ここで紹介する退職代行サービスはアフィリエイト広告(PR)です。

退職代行サービス

  • 退職代行SARABA:運営元は労働組合(公式サイトの表記)。退職日や有給休暇の消化などを会社と交渉できる。料金は税込24,000円で、追加料金なし(公式サイトの表示)
  • 弁護士法人みやびの退職代行:運営元は弁護士。交渉に加えて、未払い残業代の請求や損害賠償を求められたときの対応も任せられる。料金は税込27,500円から(コースにより77,000円まで。残業代などの回収は回収額の20%+税)

料金と対応範囲は2026年10月27日時点の公式サイトの表示です。申し込む前に公式サイトで確認してください。

くわしく比べたい人へ:退職代行の料金明細(SARABAの総額・保証・運営形態)

まとめ

  • 退職日と理由を先に決め、「辞めると決めた」形で直属の上司に伝える
  • 理由は前向き・個人的なものを短く伝え、会社への不満は並べない
  • 口頭が無理ならメールや書面でもよく、受け取ってもらえなくても申入れから2週間で辞められる
  • どうしても言えないときは、退職代行サービスに任せる方法がある

出典(一次情報)

本記事は一般的な情報の提供を目的としており、個別の雇用契約・手続き・税務・法律上の助言ではありません。制度や基準は改正されることがあるため、最新の内容はハローワーク・日本年金機構・協会けんぽ・国税庁などの公式サイトや窓口でご確認ください。「筆者の見解」は一つの考え方です。