会社を辞めた方がいいサイン我慢を続ける前に確かめたい10のチェック項目
「もう少し頑張るべきか、辞めるべきか」と迷ったときに確かめたいサインを、心身の状態・働かせ方・将来性の3つに分けて10項目にまとめました。すぐに辞めることを考えてよい状態と、まず改善を試してよい状態の見分け方も説明します。
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仕事がつらいとき、「どこの会社でも同じ」「石の上にも三年」と自分に言い聞かせて我慢してしまう人は多いものです。ですが、我慢を続けることで状況が良くなる職場と、我慢するほど心身や将来がすり減っていく職場があります。
このページでは、辞めることを本気で考えてよいサインを10項目にまとめました。当てはまる数より、「どの項目に当てはまるか」が大切です。
すぐに辞めることを考えてよいサイン
次の項目は、1つでも当てはまれば、我慢を続けるより離れることを優先してよい状態です。
1. 心や体に不調が出ている
眠れない、食欲がない、動悸や腹痛が続く、朝になると涙が出る、休日も仕事のことが頭から離れない。こうした状態が2週間以上続くなら、うつ病や適応障害などの可能性もあります。退職を決める前に、まず医療機関を受診してください。厚生労働省の「こころの耳」には、働く人向けのセルフチェックや相談窓口の案内があります。
2. 残業が月80時間・100時間に近い
時間外労働には法律で上限があり、原則は月45時間・年360時間です。特別な事情があっても、単月100時間未満、2〜6か月の平均80時間以内に抑えなければなりません。脳・心臓疾患の労災認定でも、発症前1か月に100時間、または2〜6か月平均で80時間を超える時間外労働は、業務との関連が強いと判断される目安になっています。
3. パワハラ・セクハラを受けている
人格を否定する暴言、皆の前での叱責の繰り返し、無視や仕事を与えないといった行為は、パワーハラスメントに当たる可能性があります。会社には相談窓口の設置などの防止措置が義務づけられていますが、窓口が機能していない、加害者が上司本人という職場も少なくありません。
4. 給料や残業代がきちんと払われない
給料の遅配、固定残業代を超えた分の未払い、タイムカードを先に押させるといった扱いは、違法の可能性があります。会社の都合で賃金を払わない職場は、ほかの面でも法律を守らないことが多いものです。
改善を試してもよいが、続くなら離れるサイン
5. 仕事内容がどうしても合わない
半年〜1年続けても苦痛が減らない、適性がないと感じる仕事は、配置換えを相談する余地があります。それでも変わらないなら、転職で仕事内容を変えることを考えてよい段階です(合わない仕事は続けるべき?続けるリスクと見切りをつける目安)。
6. 人間関係が改善しない
特定の人との相性なら、異動で解決することもあります。職場全体の雰囲気が悪い、誰も相談に乗ってくれない状態が続くなら、環境を変えた方が早い場合があります。
7. 評価や昇給の基準があいまい
頑張っても給料が上がらず、評価の理由も説明されない職場では、長く働くほど不満がたまります。
8. 尊敬できる人や目標にしたい人がいない
5年後・10年後に、職場の先輩のようになりたいと思えるかどうかは、続けるかを考える大きな材料です。
9. 会社の業績や将来に不安がある
給料の遅れ、大量退職、取引先の減少などが続いている場合は、会社が傾く前に動いた方が、転職活動で有利なこともあります。
10. 毎週日曜の夜がつらい
「サザエさん症候群」と軽く言われがちですが、毎週のように強い憂うつが続くなら、体が出しているサインです。
当てはまったときの進め方
- サイン1〜4に当てはまる:証拠(勤怠記録、給与明細、メールやメモ)を残し、受診や相談を優先する。辞めるときに会社と話すのがつらければ、退職代行サービスを使うこともできる(退職代行とは)
- サイン5〜10に当てはまる:上司や人事への相談、異動の希望を出す。変わらなければ、在職中に転職活動を始める
ブラック企業かどうかの見分け方はブラック企業の特徴と見分け方、辞めたいのに言い出せないときは退職を言い出せないときの切り出し方も参考にしてください。
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退職代行サービス
- 退職代行SARABA:運営元は労働組合(公式サイトの表記)。退職日や有給休暇の消化などを会社と交渉できる。料金は税込24,000円で、追加料金なし(公式サイトの表示)
- 弁護士法人みやびの退職代行:運営元は弁護士。交渉に加えて、未払い残業代の請求や損害賠償を求められたときの対応も任せられる。料金は税込27,500円から(コースにより77,000円まで。残業代などの回収は回収額の20%+税)
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辞めた後のことも、先に確認しておく
退職を考え始めたら、辞めた後のお金と手続きの流れも確認しておくと安心です。長時間残業やハラスメントが理由で辞めた場合は、自己都合でも失業保険の扱いが有利になることがあります(失業保険のもらい方)。
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転職の相談先
- 出会えるエージェント診断
:診断の結果から、自分に合いそうな転職エージェントを紹介してもらえるサービス(LINEで利用)
- CARINAR(カリナー)
:専門分野に強い転職エージェントを、自分で選んで相談できる転職サービス(無料会員登録)
サービスの内容と対象者は、申し込む前に公式サイトで確認してください。
まとめ
- 心身の不調、月80〜100時間の残業、ハラスメント、賃金の未払いは、我慢を続けず離れることを考えてよいサイン
- 仕事内容や人間関係の不満は、異動や相談で改善を試し、変わらなければ転職を考える
- どの場合も、記録を残しておくと、相談や退職、失業保険の手続きで役に立つ
出典(一次情報)
本記事は一般的な情報の提供を目的としており、個別の雇用契約・手続き・税務・法律上の助言ではありません。制度や基準は改正されることがあるため、最新の内容はハローワーク・日本年金機構・協会けんぽ・国税庁などの公式サイトや窓口でご確認ください。「筆者の見解」は一つの考え方です。