履歴書

履歴書の書き方厚生労働省様式例とハローワーク資料から押さえる基本ルール

履歴書の書き方|厚生労働省様式例とハローワーク資料から押さえる基本ルール

履歴書の基本的な書き方を、ハローワークの応募書類パンフレットと厚生労働省の履歴書様式例にもとづいて整理します。年号・筆記用具・写真・訂正の扱いなど、迷いやすい点を確認できます。

公的機関・公式資料などの一次情報と照合して作成しています。当サイトについて

履歴書の書き方とは

履歴書は、応募書類のなかで最も一般的に使われる書類です。ハローワークの案内では、単なる応募の手続き書類ではなく、採用担当者が採用・不採用を判断する「審査書類」として位置づけられるとされています。

採用担当者はまず履歴書を見るため、職務経歴書を提出する場合でも、履歴書だけで一定のアピールができるように作る必要があります。読みやすく、ていねいで、誤字・脱字のない書類を作ることが基本です。

履歴書の書き方の基本

ハローワークの資料に示されている、記載の基本的な考え方をまとめます。

項目 基本の考え方
文体 「です・ます」調に統一する
年号 和暦か西暦のどちらかに統一する(通常は和暦)
略号 「〃」「同上」「同社」などは使わず、正式名称で書く
日付 記載日ではなく提出日(郵送は投函日、持参は持参日)
筆記用具 手書きの場合は黒のボールペンや万年筆(鉛筆・シャープペンシルは不可)
修正 修正液・修正テープ・二重線・訂正印などでの修正はせず、最初から書き直す
手書きかパソコンか 応募先の指定に従う。指定がなければどちらでも問題ない企業が多い

厚生労働省は、令和3年に履歴書様式例を公表しています。性別欄は任意記載欄とされ、通勤時間・扶養家族数(配偶者を除く)・配偶者・配偶者の扶養義務の項目は設けない形になっています。市販の履歴書にも、この様式例に準拠したものがあります。

履歴書の書き方の具体例

略さずに正式名称で書く例を示します。

適切でない例 適切な例
R元年 令和元年
○○高校 ○○県立○○高等学校
(株)○○ 株式会社○○
簿記2級 日本商工会議所主催 簿記検定2級

学校名や企業名が当時から変わっている場合は、当時の名称で書き、「(現・○○)」と付記する方法があります。

履歴書の書き方の実践ステップ

  1. 様式を選びます。応募先の指定があればそれを使い、なければ、厚生労働省の様式例に準拠したものなど、自分のアピールしたい内容を書きやすいものを選びます。
  2. 下書きをします。学歴・職歴・免許資格の年月を、卒業証書や資格証、職務の記録で確認します。
  3. 清書します。手書きの場合は、枠いっぱいに詰めず、楷書でていねいに、字の大きさをそろえます。
  4. 写真を貼る場合は、本人のみの正面上半身を、無背景・無帽で撮ったものを使います。概ね3か月以内に撮影したものとし、裏に氏名を書いて、のりで貼ります。
  5. 読み返し、誤字・脱字を確認します。家族や知人に見てもらう方法もあります。
  6. コピーを取って保管します。面接では履歴書の内容にもとづいて質問されることが多いためです。

履歴書の書き方の注意点

  • 職歴の書き方は履歴書の職歴の書き方、本人希望記入欄の書き方は履歴書の本人希望記入欄で整理しています。
  • 志望の動機やアピールポイントは、特に重要な欄とされています。志望動機は転職の志望動機を参照してください。
  • 履歴書のコピーや、不採用で返却されたものの使いまわしは、応募先への印象を悪くするとされています。
  • 様式例に準拠した履歴書でも、応募先が独自の様式を指定している場合は、その指示に従います。
  • 書類の取り扱いに不安があるときは、ハローワークの窓口で相談を受けられると案内されています。

履歴書の書き方でよくあるミス

  • 提出日ではなく、書いた日を日付欄に入れる。
  • 和暦と西暦が混在する。
  • 修正テープで直してしまう。
  • 免許・資格の正式名称を略して書く。
  • 写真の裏に氏名を書かず、はがれたときに誰のものか分からなくなる。

履歴書の書き方のチェックリスト

  • 年号は、和暦か西暦に統一されているか。
  • 学校名・社名・資格名は、正式名称か。
  • 日付は、提出日になっているか。
  • 誤字・脱字がないか、読み返したか。
  • コピーを保管したか。

履歴書の書き方のFAQ(よくある質問)

Q. 性別欄は必ず書く必要がありますか。
A. 厚生労働省の様式例では、任意記載欄とされています。応募先の様式で指定がある場合を除き、未記載とすることも可能です。

Q. 手書きとパソコンのどちらがよいですか。
A. 応募先の指定があれば従います。指定がない場合は、パソコン作成でも問題ない企業が多いと、ハローワークの資料に説明されています。

Q. 職務経歴書との違いは何ですか。
A. 履歴書は決まった形式で学歴・職歴などを示す書類、職務経歴書は実務の内容を自由な形式で伝える書類です。詳細は職務経歴書の書き方にあります。

筆者の見解(履歴書の書き方)

履歴書は「ルールが細かくて面倒」と感じやすい書類ですが、私は、ルールの多くが「読み手に余計な疑問を持たせない」ための工夫だと考えています。年号の統一や正式名称での記載は、確認の手間を減らすためのものです。一方で、様式例が見直されてきたように、記載項目のあり方も時代で変わります。迷ったときは、応募先の指示と厚生労働省・ハローワークの案内を基準にして、最新の様式を選ぶのが安全だと思います。

履歴書の書き方の関連項目

出典(一次情報)

本記事は一般的な情報の提供を目的としており、個別の雇用契約・手続き・税務・法律上の助言ではありません。制度や基準は改正されることがあるため、最新の内容はハローワーク・日本年金機構・協会けんぽ・国税庁などの公式サイトや窓口でご確認ください。「筆者の見解」は一つの考え方です。