転職回数が多い・経験が少ない・長くなる場合の職務経歴書ハローワーク資料のヒント

転職回数が多い人、書くことが少ない人、書くことが多すぎて2枚に収まらない人が、職務経歴書をどうまとめるかを、ハローワーク(青森労働局)の資料にあるヒントにもとづいて整理します。
公的機関・公式資料などの一次情報と照合して作成しています。当サイトについて
転職回数が多い・経験が少ない・長くなる場合の職務経歴書とは
職務経歴書は、人によって悩みどころが違います。転職を重ねて職歴が長くなった人、経験が少なくて書くことが乏しいと感じる人、経験が多すぎて整理しきれない人。ハローワークの資料には、それぞれの場合のヒントが「職務経歴書作成のヒント」として示されています。
ここでは、その内容を整理し、自分の状況に合う対処を選べるようにします。
転職回数が多い・経験が少ない・長くなる場合の職務経歴書の基本
資料のヒントを、状況別にまとめます。
| 状況 | 資料のヒント |
|---|---|
| 勤務年数や経験が少なく、書くことがない | 勤務先以外でも、学生時代に専攻・研究したこと、アルバイトの経験、ボランティアや海外留学の経験、趣味や特技も、大切な経験になる。希望職種に関連しそうなことをあげる |
| 書くことが多すぎて、2枚に収まらない | 一度にたくさんの応募書類を読む採用担当者には、長すぎる書類は読む気が失せたり、簡潔にまとめる能力がないと思われたりするおそれがある。2枚以内が妥当。長くなる場合は、冒頭に3〜4行の「要約」を置く |
| 転職回数が多い | 経験を積み重ねたというプラス面がある一方、「腰が座らない」というマイナスの印象を与えることもある。これまでの職務内容を整理して共通点を抜き出したり、アピールできる能力を中心に表現したりする方法がある |
転職回数が多い・経験が少ない・長くなる場合の職務経歴書の具体例
転職回数が多い場合の、資料にある営業職の例(「これまでの営業経験」としてまとめる)を整理します。
| 項目 | 書き方の例 |
|---|---|
| 営業手法 | ルートセールス、訪問営業、電話営業 |
| 担当顧客 | 大型家電店、中小企業、個人宅 |
| 担当地区 | 県内、近隣の市 |
| 取扱商品 | 冷暖房機器、PC機器全般、AV機器全般 |
会社ごとの羅列ではなく、営業の経験を軸にまとめることで、共通する強みを示せます。この方法は、職種ごと・業務ごとにまとめるキャリア式(編年体とキャリア式)の考え方に近いものです。
転職回数が多い・経験が少ない・長くなる場合の職務経歴書の実践ステップ
- 経歴の状況を確認します(回数が多い、少ない、多すぎる)。
- 転職回数が多い場合は、職務内容を一覧にして、共通点(営業手法、担当分野、扱った機械やソフト)を探します。
- 共通点を軸に、アピールしたい能力を中心にまとめます。それぞれの会社の在籍期間は、省略せずに書きます。
- 経験が少ない場合は、学生時代の専攻、アルバイト、ボランティアなど、関連するものを書き出します(職務経歴書の材料集めを参照)。
- 長くなる場合は、2枚以内を目安にし、冒頭に3〜4行の要約を置きます(職務要約の書き方を参照)。
- 提出前に、読み手の立場で読み返し、必要な情報だけが残っているかを確認します。
転職回数が多い・経験が少ない・長くなる場合の職務経歴書の注意点
- 転職回数の多さを隠すために、職歴を省いたり、年月をあいまいにしたりするのは避けます。履歴書と一致している必要があります(履歴書の職歴の書き方を参照)。
- 退職理由は、前向きな表現にすることが、資料の記入例でも示されています。事実を曲げない範囲で整理します(転職理由の伝え方を参照)。
- 2枚以内はあくまで目安です。応募先の指定があれば従います。
- 経験が少ない人は、意欲や学ぶ姿勢を、事実(受講歴、取り組み)で示します。
転職回数が多い・経験が少ない・長くなる場合の職務経歴書でよくあるミス
- 職歴を会社ごとに並べるだけで、共通する強みが伝わらない。
- 長くなったのに、要約を置かない。
- 経験の少なさを、気にしすぎて短くまとめすぎる。
- 関連しない経験まで、細かく書く。
転職回数が多い・経験が少ない・長くなる場合の職務経歴書のチェックリスト
- 自分の状況に合うヒントを選んだか。
- 共通点や強みを、軸にして整理したか。
- 全体が、2枚以内を目安に収まっているか。
- 長い場合は、冒頭に要約があるか。
- 履歴書と矛盾がないか。
転職回数が多い・経験が少ない・長くなる場合の職務経歴書のFAQ(よくある質問)
Q. 転職回数が多いと、不利ですか。
A. 資料は、経験を積み重ねたというプラス面と、「腰が座らない」という印象のマイナス面の両方があると述べています。整理して共通点を示すことが対策になります。
Q. 2枚を超えてはいけませんか。
A. 資料は、2枚以内が妥当としています。超える場合は、冒頭に要約を置くことをすすめています。
Q. 書き方の全体はどこで確認できますか。
A. 職務経歴書の書き方にあります。
筆者の見解(転職回数が多い・経験が少ない・長くなる場合の職務経歴書)
転職回数の多さや経験の少なさは、気にしすぎるほど書類に表れやすいと感じます。私は、短所を隠すより、共通する強みを探して軸にするほうが、自分でも納得しやすい書類になると考えます。分量の面では、「全部書く」より「応募先に必要なことを選ぶ」ほうが、読み手への配慮になります。状況ごとの正解は一つではないため、資料のヒントを出発点に、自分の言葉で調整してください。
転職回数が多い・経験が少ない・長くなる場合の職務経歴書の関連項目
出典(一次情報)
本記事は一般的な情報の提供を目的としており、個別の雇用契約・手続き・税務・法律上の助言ではありません。制度や基準は改正されることがあるため、最新の内容はハローワーク・日本年金機構・協会けんぽ・国税庁などの公式サイトや窓口でご確認ください。「筆者の見解」は一つの考え方です。




