転職活動の進め方

業界・職種・職場の調べ方job tag・ハローワーク・しょくばらぼを組み合わせる手順

業界・職種・職場の調べ方|job tag・ハローワーク・しょくばらぼを組み合わせる手順

厚生労働省が連携して提供する3つのサイト(job tag、ハローワークインターネットサービス、しょくばらぼ)で、職業・求人・職場の情報を調べる手順を、公式の活用例にもとづいて整理します。

公的機関・公式資料などの一次情報と照合して作成しています。当サイトについて

業界・職種・職場の調べ方とは

転職活動では、「どの業界・職種が自分に合うか」「その会社は働きやすいか」を調べる段階で、情報があちこちに散らばって迷いやすくなります。厚生労働省は、就職活動に役立つ3つのサイトを連携して提供しています。

  • ハローワークインターネットサービス(求人情報を探す)
  • job tag(職業情報提供サイト。職業の内容を調べる)
  • しょくばらぼ(職場情報総合サイト。企業の働き方の実態を比べる)

それぞれの役割を知り、順番に使うと、求人票だけでは分からない部分を、公的な情報で補えます。特定の民間サービスに頼らずに調べられる点が、公的サイトの特徴です。

業界・職種・職場の調べ方の基本

3サイトの役割は、公式の説明によると次のとおりです。

サイト 主に分かること
job tag(職業情報提供サイト) どんな仕事か、就業するために必要なこと、労働条件の特徴など
ハローワークインターネットサービス その職業で、現在求人を募集している企業
しょくばらぼ(職場情報総合サイト) 企業の残業時間(月平均所定外労働時間)、有給休暇の取得状況、平均年齢、教育制度、採用・定着の状況など

しょくばらぼは、職場改善に積極的な企業の残業時間や有給休暇取得率、平均年齢などの職場情報を、検索・比較できるサイトです。事前に企業の就業実態を把握し、入社後のミスマッチを防ぐことが、求職者のメリットとして示されています。

業界・職種・職場の調べ方の具体例

公式の活用例にそって、使い方の流れを整理します。

ステップ 使うサイト やること
1 job tag 自分のスキルを活用できる、またはやりたい職業を探し、仕事の内容や必要な条件を確認する
2 ハローワークインターネットサービス その職業の求人を探し、興味のある企業を複数見つける
3 しょくばらぼ 見つけた企業の働き方(残業時間、有給取得日数、平均年齢、教育制度など)を比べる

逆の順番もあります。まず求人を見つけ、その職業の内容をjob tagで調べ、企業の働きやすさをしょくばらぼで確認する方法です。ハローワークインターネットサービスの求人情報詳細ページには、「職場情報総合サイトを開く」ボタンがあり、そこからしょくばらぼに移動できると案内されています。

業界・職種・職場の調べ方の実践ステップ

  1. 自分の経験、スキル、希望条件(勤務地、働き方、収入の目安)を書き出します。
  2. job tagで、興味のある職業の内容と、就業に必要な条件を確認します。
  3. ハローワークインターネットサービスで、その職業の求人を検索します。条件を絞りすぎず、気になる求人を複数見つけます。
  4. 求人票は、求人票の見方を参考に読み、不明な点をメモします。
  5. しょくばらぼで、気になる企業の職場情報を比べます。残業時間、有給休暇の取得日数、平均年齢、教育制度、育児・両立支援の取り組みなどを確認します。
  6. 比べた結果を、応募するか、面接で何を質問するかの材料にします(質問の作り方は面接の逆質問にあります)。

業界・職種・職場の調べ方の注意点

  • しょくばらぼの情報は、企業が登録・公開した情報にもとづいています。掲載のない企業もあります。数値は、実態の目安として受け止め、面接などで確認します。
  • 各項目の数字は、企業の規模や業種の違いを踏まえて比べる必要があります。単純な大小だけで判断しないようにします。
  • 3サイトの画面や機能は、更新されることがあります。最新の使い方は、各サイトの案内で確認してください。
  • 公的なサイトの情報は、個別の企業の「社風」までは分かりません。口コミや説明会など、ほかの情報とあわせて判断します。

業界・職種・職場の調べ方でよくあるミス

  • 求人票の条件だけで応募を決め、職場の実態を調べない。
  • 掲載のある数値を、1社だけ見て良い・悪いを決める。
  • 職業の内容を調べずに、職種名のイメージだけで応募する。
  • 職場情報で気になった点を、面接で確認しない。

業界・職種・職場の調べ方のチェックリスト

  • 自分の経験・希望条件を、書き出したか。
  • 興味のある職業の仕事内容を、確認したか。
  • 求人を複数見つけて、比べられる状態にしたか。
  • 企業の職場情報(残業・有給・平均年齢など)を、確認したか。
  • 気になった点を、面接で聞く質問に入れたか。

業界・職種・職場の調べ方のFAQ(よくある質問)

Q. 3つのサイトは、すべて無料で使えますか。
A. 公的機関が提供する情報提供サイトです。利用条件や機能は、各サイトの案内を確認してください。

Q. しょくばらぼに載っていない企業は、働きにくい企業ですか。
A. そうとは限りません。企業が情報を登録していないだけの場合があります。ほかの情報でも確認します。

Q. 求人票の読み方はどこで確認できますか。
A. 求人票の見方で、項目ごとに整理しています。ハローワークの使い方はハローワークの求職申込みを参照してください。

筆者の見解(業界・職種・職場の調べ方)

求人票は、企業が伝えたいことを中心に書かれていますが、私は、残業時間や有給取得の実態などは、別の角度から確認できると安心だと考えます。公的なサイトを組み合わせると、無料で、一定の裏づけを得られます。ただし、数字は万能ではなく、最後は面接や説明会で、自分の目で確かめることが大切だと思います。調べる作業そのものが、志望動機(転職の志望動機)の具体性にもつながります。

業界・職種・職場の調べ方の関連項目

出典(一次情報)

本記事は一般的な情報の提供を目的としており、個別の雇用契約・手続き・税務・法律上の助言ではありません。制度や基準は改正されることがあるため、最新の内容はハローワーク・日本年金機構・協会けんぽ・国税庁などの公式サイトや窓口でご確認ください。「筆者の見解」は一つの考え方です。