失業保険は何日もらえる?基本手当の所定給付日数を離職理由・年齢・加入期間で確認

基本手当(失業保険)の所定給付日数が、離職理由、年齢、被保険者であった期間でどう決まるのかを、ハローワークの公開表をもとに整理します。自己都合と会社都合の違いも確認できます。
公的機関・公式資料などの一次情報と照合して作成しています。当サイトについて
失業保険は何日もらえる?とは
基本手当(いわゆる失業保険)を受け取れる日数を「所定給付日数」といいます。ハローワークの案内では、90日から360日の間で、年齢、被保険者であった期間、離職の理由によって決まります。
「自分は何日もらえるのか」は、退職後の生活設計に直結するため、離職前に目安を知っておく価値があります。ここでは、ハローワークが公開している表を、区分ごとに整理します。実際の日数は、受給資格の決定の際に、ハローワークが離職票の内容などをもとに判断します。
失業保険は何日もらえる?の基本
離職理由によって、次の3つの区分に分かれます。
- 特定受給資格者(倒産・解雇など)および一部の特定理由離職者
- 上記以外の離職者(自己都合退職など)
- 就職困難者(障害のある人など)
区分1の日数は、年齢と被保険者であった期間で決まります。
| 年齢 | 1年未満 | 1年以上5年未満 | 5年以上10年未満 | 10年以上20年未満 | 20年以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 30歳未満 | 90日 | 90日 | 120日 | 180日 | ― |
| 30歳以上35歳未満 | 90日 | 120日 | 180日 | 210日 | 240日 |
| 35歳以上45歳未満 | 90日 | 150日 | 180日 | 240日 | 270日 |
| 45歳以上60歳未満 | 90日 | 180日 | 240日 | 270日 | 330日 |
| 60歳以上65歳未満 | 90日 | 150日 | 180日 | 210日 | 240日 |
区分2(自己都合など)は、年齢にかかわらず、被保険者であった期間が10年未満で90日、10年以上20年未満で120日、20年以上で150日です。区分3は、被保険者期間が1年未満で150日、1年以上で、45歳未満は300日、45歳以上65歳未満は360日です。
失業保険は何日もらえる?の具体例
同じ勤続年数でも、離職理由で日数が変わることを、仮の例で確認します。
| 人物(仮) | 離職理由 | 被保険者であった期間 | 所定給付日数 |
|---|---|---|---|
| 32歳 | 会社の倒産(特定受給資格者) | 8年 | 180日 |
| 32歳 | 自己都合 | 8年 | 90日 |
| 50歳 | 解雇(特定受給資格者) | 15年 | 270日 |
| 50歳 | 自己都合 | 15年 | 120日 |
給付日数が長いほど、1日あたりの金額が増えるわけではありません。1日あたりの額(基本手当日額)は、離職前の賃金などから計算されます(計算の考え方は失業保険のもらい方にあります)。
失業保険は何日もらえる?の実践ステップ
- 離職票で、離職理由と、被保険者であった期間を確認します。
- 自分の年齢(離職日時点)と、被保険者期間をもとに、表で目安の日数を調べます。
- 目安の日数に、基本手当日額の見込みを掛けて、受け取れる総額の目安を出します。上限額や下限額があるため、窓口で確認します。
- 自己都合の場合は、待期期間や給付制限の期間も踏まえて、支給が始まるまでの生活費を見積もります(失業保険の給付制限を参照)。
- 離職理由の判断に疑問があれば、受給手続きの際にハローワークへ相談します。
失業保険は何日もらえる?の注意点
- 表の日数は目安であり、最終的な日数は、ハローワークが受給資格の決定の際に判断します。
- 特定理由離職者でも、表の区分1が適用されるのは一部です。区分は、個別に確認が必要です。
- 被保険者であった期間は、雇用保険に加入していた期間の通算です。離職前の勤務先が複数ある場合の通算の扱いは、窓口で確認します。
- 受給期間は、原則として離職の翌日から1年です。所定給付日数が残っていても、この期間を過ぎると受け取れなくなります。
- 制度は改正されることがあります。最新の表は、ハローワークの公式ページで確認してください。
失業保険は何日もらえる?でよくあるミス
- 勤続年数と被保険者期間を同じと考え、日数を誤る。
- 自己都合と会社都合の差を知らず、離職票の理由を確認しない。
- 日数だけに注目して、受給期間の1年を忘れる。
- 日数が多ければ多く受け取れると考え、1日あたりの額を確認しない。
失業保険は何日もらえる?のチェックリスト
- 離職日時点の年齢を、確認したか。
- 被保険者であった期間を、離職票で確認したか。
- 離職理由の区分を、確認したか。
- 受給期間の期限を、カレンダーに入れたか。
- 総額の目安を、窓口の説明で確認したか。
失業保険は何日もらえる?のFAQ(よくある質問)
Q. 自己都合で辞めると、日数は必ず短くなりますか。
A. 表のとおり、一般には会社都合より短くなる区分です。ただし、正当な理由のある自己都合は、特定理由離職者として別の扱いになる場合があります。
Q. 日数を延ばす方法はありますか。
A. 所定給付日数は決まった表にもとづくため、本人の希望で延ばすことはできません。病気などで働けない場合に、受給期間(1年)を延長できる制度があります。
Q. 離職票はいつ届きますか。
A. 会社の手続きの進み具合によります。離職票はいつ届くで、流れを整理しています。
筆者の見解(失業保険は何日もらえる?)
所定給付日数の表は、「何日分もらえるか」を一目で確認できる便利な資料ですが、私は、日数より先に離職理由の記載を確認することを勧めます。理由の区分が違えば、日数も給付制限の有無も変わるためです。表に当てはめて安心するより、離職票が届いた段階で、窓口で自分のケースの扱いを確認するほうが確実です。数字は制度の改正で変わる可能性があるため、必ず最新の公式ページと照らし合わせてください。
失業保険は何日もらえる?の関連項目
出典(一次情報)
本記事は一般的な情報の提供を目的としており、個別の雇用契約・手続き・税務・法律上の助言ではありません。制度や基準は改正されることがあるため、最新の内容はハローワーク・日本年金機構・協会けんぽ・国税庁などの公式サイトや窓口でご確認ください。「筆者の見解」は一つの考え方です。




